「起きろー! 朝だぞ。ほらほら、シャンとして。うわ、すごい寝癖。相変わらず頭爆発してるねー。早く顔洗って、髪塗らして整えてくる。卵の賞味期限近かったから、目玉焼きにしてるから。え、朝ご飯はいらない? 何言ってんの。朝ご飯は一日の元気の素。旅行の間、おばさんから頼まれてるんだから、ちゃんと食べること。私特製のお味噌汁は絶品よ」
「元気のよさ」や「しっかり者」のキャラをつけることができる台本。「おばさんから頼まれている」というのを照れくさく言うことでギャップをつけることも可能。
「おはようございます。え、まだ寝てるんですか。あ、いいですよ、学校の時間まではまだありますから。そんな、しっかり者だなんて。多分、昨日も部活が遅くまであってから、疲れてたんだと思います。え、じゃあ待たせてもらいますね。お邪魔します。おばさんちは今朝はパンなんですね。うちはお父さんが『パンは好かん』とかでいっつもお米のご飯なんです。あ、おはようお寝坊さん」
「真面目」「礼儀正しさ」を演出しつつも、「おばさん」への応対と最後の「幼なじみ」への応対でのギャップを魅せることができる台本。
「おはようございます。5月20日午前7時35分です。本日は快晴、気温も良好ですよ。こちらコーヒーです。本日のスケジュールですが、朝10時から会議、昼食はいつもの『白山亭』でミスズ様と会食、その後そのままの流れで二時間ほどデート、ショッピングなどをいただき、16時からは書類整理となっております。よし、この流れで旦那様を起こしましょう。失礼いたします、旦那様。朝のご挨拶にあがりました」
「秘書」「事務的」「大人の女性」などのキャラづけができる台本。実はひとりでリハーサルをしているという、人間くささや、呼びかけの演技についてもアピールできる台本。
「起きろ、起きろ。朝だぞ、朝なのだ。なんでそんなに朝から元気なのかって、当然よ。あそこの神社まで行ってラジオ体操をしてきたからね。亀山のおじいちゃんから、リョウコちゃんは元気がいいのー。って褒められたんだから! あ、ほらおまんじゅうもらったから一緒に食べよ。朝から甘い物はいらない。むー、年寄りくさーい。ではでは、このおまじゅうはあたしがひとりでいただいちゃいましょう。早起きは三文の得なりや」
「幼年」「無邪気」を演出できる台本。途中の「おじいちゃんの物まね」で、ギャグ路線のアピールも可能。最後のことわざか「賢く」「背伸びしたいだけ」どちらで使ってもよい。食べる演技にしてもよいし、尺の都合で省略してもよい。