「よし、それじゃラスト、グラウンド3周いくぞ。キツいかもしれないけど、声出していくぞ! ほらほらどうした一年。もうバテたのか? お前らがレギュラーの座を脅かすの楽しみに待ってんだけどな。まあ、ただで明け渡してやる気もないけどな。お、いい根性だ。それじゃあ、プラス追加で10周いくぞ! 文句言うな、疲れたあとの晩飯はうまいぞ」
みんなを引っ張っていく部長の器量と、運動が好きなところなどで「活発さ」や「兄貴系」「包容力」といったキャラを見せれる台本
「全員揃ったな。それじゃあ秋のコンクールについてミーティングを始める。演目はスメタナのモルダウを演奏しようと思う。川のほとりの情景や流れの荒さ、そして最後にはエルベ川に消えていく儚さなどいろんな表情を表現する曲だ。それでは、まずフルート奏者から指名していく。フルート、松田、佐藤、木村、次にピッコロ、……おい、席に着け小宮。納得いかない? 悪いがこれは決定事項だ。文句ならあとでいくらでも聞いてやる。お前の感情で皆の時間を無駄にするな。皆すまない。それでは続きを発表する」
曲についての説明や、「皆」というフレーズなどから「完璧主義」「民主主義」「独裁者」「几帳面」「気むずかしさ」などを演出する台本。
「今年もまた文化祭の時期がやってきました。知ってのとおり、我が部は毎年部誌を発行しており、それは創立以来続く伝統であり、OBやOGの方々も楽しみにされています。楽しみということはそれだけ期待値が高いということです。昨年の部長はストレスから来る胃痛で部をやめました。すでに僕も胃腸薬を三箱空けています。みなさんどうかよろしくお願いします」
「根暗」や「陰気」「へたれ」といったキャラを演出しやすい台本
「ほうほう、最近数学の山岸先生が学食に来なくなったのは愛妻弁当を食べているからではなく、ダイエットのために自炊を始めたからである。ふーん、あっそ。ねえ、まさかこんなので新聞に載せられると思ってんの? あほか。全校生徒が求めているのは刺激とゴシップなんだよ。火のないところに煙は立たない? 火なんざどこにもねえよ。火種になりそうなモンに火を点けるのが俺らの仕事だ。木曜日の夕方遅くに職員駐車場で張ってな。面白い火種があるからよ。なんでそんなこと知ってんのかって? 部長はなんでも知ってるぞ」
・部長は部員から慕われている
・部長は部員から慕われていない
・部長は現在のポストに就いていることに納得している
・部長は嫌々部長をやっている