(場面設定)
ソシャゲのガチャにありがちな、キャラ加入時の登場シーンで放つ台詞
「はじめまして。あなたのパートナーに選ばれました、名前は……あなたのお好きなようにお呼びください。好きなことは、ぬいぐるみを集めることとお菓子を食べることです。まだまだ未熟者ですけれど、あなたのパートナーとして胸を張れるように頑張りますね。これからどうぞよろしくお願いします」
The・標準。初々しくやるもよし、冷めたようにやるもよし、嫌がってもよし、愛溢れてもよし、やりようは如何様にも。
「召集に応じ参じた。職業クラスは騎士(ナイト)だ。これでも由緒ある武家のひとり娘、女だからといって引けをとるつもりはない。ああ、間違っても「お嬢さん」などと呼んでくれるなよ? いくら指揮官とはいえ、勢い余って後ろから切ってしまいかねんからな。作戦終了までの付き合いだが、よろしく頼む」
礼儀正しさの中にも譲れぬものであったり矜持が滲む台詞。騎士といいつつ、言葉遣いはどこか偉そうであるところにキャラクター性がある。「後ろから切る」というのが聞き手である指揮官(ないしユーザー)に強く印象づけることのできる台詞であるが、あくまで悪い印象にならないように努めたいところ。
「ふあ……、人がせっかく気持ちよく寝てたのに。この私を起こすなんてよっぽど世界に危機が迫っているのかな? 天地を揺るがす大竜巻? それとも空の彼方から降り注ぐ隕石? え、どっちもない? じゃあ、まだ寝てていいよね。……あーもう、わかった起きる、起きるよ。君ってば強情だなあ。この私を起こしたんだ、しっかり責任はとってもらうからね」
眠いながらも、語る内容のスケールから強キャラ感の出る台本。そんな強キャラが「君」呼ばわりで急に距離を詰めてくるというところが、キャラのギャップ萌えポイントとして有用な武器。「責任はとってもらう」というのも訴求台詞として強い。
「はぁーい、呼ばれました、ヴェール越しに失礼しますね、ワタクシの顔を直接見てしまうと貴方様とて虜、廃人になりかねませんので。まあ、どうしても見たいというのではあれば、一夜の夢、極楽へ誘うこともやぶさかではありませんが。まさか出会って間もない淑女にそんな無体を働くお方でもないでしょう? なので、ワタクシの素顔については、追々、もしかしたらお見せできる日も来るかもしれませんわ」
ミステリアスキャラ。来たよ→ヴェール越しですけど→見せましょうか?→やっぱり駄目→まあ今後次第かな? という上げて落として、落として上げての応酬による飴と鞭を使い分けるやり手お姉様系キャラ。「はぁーい」「まあ」「一夜の夢」「まさか」「なので」「追々」と「止め」を入れやすい構図にしているので、リズムの作り方を色々試しても良いかと。