「いつか夢見たステージへ。私、歌もダンスもまだ下手っぴだけど、あなたに届けたいから。一生懸命歌い続けます。流した汗は、いつか感動の涙になるはずだから。あなただけのアイドルを育てるアプリ。アイドルハート」
常体→敬体→常体。独白→宣言→独白。「~から」で挟む。短いながらにリズム感を入れ込んだため、演技しやすい台本となっている。
「守りを固めろ! 戦線を突破されたらおしまいだぞ! (気づく)ああ、司令官。こちらにおられましたか。ええ、大丈夫です。ここは私が守り切ってみます。司令官は作戦本部のほうへお急ぎください。お前たち! 司令官が合流するまで音を上げるなよ。戦略性RPG、タクティスナイト」
距離感の変化、対する相手の上下関係と、切り替えによりメリハリをつけやすくした。「ああ、司令官」というのはユーザーに対する語りかけとして配置。「お急ぎください」というのが販促ワード。タイトルコールと台詞の変調も腕の見せ所。
「まだそんなとこにいたの? あんまりにも遅いから様子を見に来たわよ。ひとりの遅れはチームの遅れになるでしょ。みんな待ってるわよ。ほら、手を貸すわ。勘違いはしないで。戻ったらびしばし働いてもらうから、それまではサポートしてあげるってだけよ。何笑ってるのよ。チームが勝利を導く協力対戦ゲーム『バトル×バトル』」
まだそんなところにいたの? →息切れでも、呆れでも、安心でも、感情で差をつけやすい冒頭。その後は「言い訳」→「デレ」→「言い訳」→「ツン」の流れ。2回ある「言い訳」部分でどう差をつけることも差ながら、この長尺をうまくCM時間に納めることができるか。
「豚ども、ワタクシちゃんの時間よ。このワタクシちゃんと同じ空気を吸えるってだけでも感謝しなさい。本来ならそんなことは許されないんだけど、ワタクシちゃん。今はとっても機嫌がいいの。よかったわね。今なら、お願いとか聞いてあげないこともないけど? 学園で最高のパートナーと出会おう! 『スクールメイツ』」
小悪魔系ってなんだっけ?
特徴的な一人称、自分の機嫌がいい→お前は幸せだな! という謎理論、台本上で癖のあるキャラとなっているため、それをどう演じるか。そして、あくまでCMとしての台本であるため、好感度を落としすぎないこと。