「自己紹介」(ソシャゲCM)

ソーシャルゲームのCMにありそうな自己紹介文

 


主人公格

「俺の名前はマックス。聖なる剣(つるぎ)? ってのに選ばれちまって、もう毎日が大変。おかしな奴はやってくるし、モンスターはおっかねえし。まあでも、選ばれちまったもんはしょうがない。冒険の終わりまでひたすら突っ走ってやらあ! 剣が織りなす戦士のゲーム、ソードファンタジー」

狙い

感情を乗せやすい構文となっている。「やってくるし」「おっかねえし」でリズムを作ることも可能。タイトルロゴと差異をつけれるように、最後は意気込みの台詞を配置している。


クールポジ

「戦闘中は前に出るなといつも言っている。戦いも魔法も美学を持って臨めと、何度言えばわかるんだお前は。まあいい。俺はお前の盾だ。たとえお前がお転婆だろうと、いつもどおり守り切るだけだ。想いの力が勝利を導くRPG。ガーディアンファイト」

狙い

「戦闘中」の緊張感や、「美学」を持ったキャラクター性、以前から続く関係性、「お転婆」である守るべき女性。原稿内の情報をうまくキャラクターボイスとリンクさせたい。


甘々系

「(あくび)ふぁあ、あれ? どうしたの? そんなに慌てた顔して。あ、もうこんな時間か。ね。どうせもう間に合わないから、しばらくふたりでのんびりしちゃおうか。キミだけの王子と過ごす特別な時間。キミ王子で検索」

 

狙い

寝ぼけ→お誘いのギャップを利用する脚本。「どうせ間に合わないから~」の部分で、手を引く、体勢を逆転する等、動きを入れる遊びも可能。台詞とタイトルコールの棲み分けをうまく行う技量が必要。


メタ系

「運営からのお知らせです。ただいまクリスマス限定ガチャの交換チケット一万枚を用意したところ、なななんと、手違いで百万枚を配布してしまいました。ユーザーさん、ユーザーさん。これは今すぐガチャを引かないと。ちょっと恥ずかしいけど、僕も衣装を着替えて待ってますから。ああっ、もう時間がない。僕は先にギルドで待ってます。サモンパニック。特設サイトでギルドマスター土下座中です」

狙い

CM効果として「百万枚」という大フレーズや、販促効果として「クリスマス限定ガチャ」「時間がない」「待ってます」「特設サイト」等、CMとして最低限立てて欲しいフレーズを守りつつ、キャラクター性を出せるように「ユーザーさん」を繰り返したり、着替えを恥ずかしがっている様子を込めた。


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